現代短歌社

秋のひかり

沼沢修

秋のひかり

 沼沢修君は、正真正銘の「みちのくびと」である。
「みちのく」への思いは優しく深い。しかも、歌の内容は多彩で美しい。 
啄木にとって「ふるさとの山」は岩手山だったが、沼沢君にとってそれ
は月山と鳥海山であると言ってよい。 岡本 勝

  • 芭蕉越えし猿羽根さばね峠のやまざくら残雪ほそる谿に散りゆく
  • 羽根ひろげ秋のひかりに落つるときおのずからしなの木の実は
  • 雪道に濡れつつわれを待ちし母想えば母がふる里なりき
  • 定価:2,970円(税込)
  • 判型:四六判ハードカバー
  • 頁数:214頁
  • ISBN:978-4-86534-430-1
  • 初版:2023年9月7日
  • 発行:現代短歌社
  • 発売:三本木書院

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