海、または迷路
小田鮎子
鮎子さんの歌には、「わが子だけ」、自分だけといった発想が根本にない。社会批評というような鋭い角度をもつものではなく、ごく自然にそれがないのだ。いつも相対化することのできるまなざしをもっている。 阿木津英
- 春キャベツ手で裂きながら毎日を壊してみたき欲望生まる
- 園庭にわが子を探すわが子だけ探せば迷う深き迷路に
- 妻という椅子に深深と腰掛けて飲み干している食前酒【アペリティフ】かな
- 定価:2,750円(税込)
- 判型:四六判
- 頁数:190頁
- ISBN:978-4-86534-308-3
- 初版:2019年12月3日
- 発行:現代短歌社
- 発売:三本木書院(gift10叢書第25篇)
購入はこちら
ご注文はメールまたはお電話でも承ります。
info@gendaitankasha.com
※ご注文いただく時点で品切の場合もありますので、ご了承ください。