夏の庭
藤井征子
まだ若い息子を死なせた痛撃はたとえようもなく深い。(略)日々のおりふしに突如として現れる痛みの記憶が、気づく人だけが気づくといったふうにひそやかに点綴されている。
阿木津 英(「跋」より)
- 哀しみは母のみならず身悶えつつ砂地に伏して恋人が泣く
- 繁りたる葉群の隙【ひま】を青空の光さしくる痛みのごとく
- ゆらゆらと黒潮に透くひかり浴び汝が魂のいづへにあるや
- 定価:2,750円(税込)
- 判型:四六判ハードカバー
- 頁数:248頁
- ISBN:978-4-86534-257-4
- 初版:2019年7月7日
- 発行:現代短歌社
- 発売:三本木書院
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