うたで描くエポック 大正行進曲
福島泰樹
大正時代を生きた人々に抉るような傷を与えた大逆事件。時代が再びきな臭さを増す今日、福島泰樹の眼の前に、死者がよみがえり、踊りながら歩き出した。ひらめくナイフの光のように危険な第三十一歌集。
- 「十二人とも殺されたね」うん、深川行きの小窓に映る淺草の灯よ
- どこを刺しても滲み出る血は大杉の臭いしかないアナーキストの
- 電線に引っかかってた黒い布、弔旗となりて春来【きた】るべし
- 定価:3,300円(税込)
- 判型:A5判ハードカバー
- 頁数:250頁
- ISBN:978-4-86534-244-4
- 初版:2018年11月30日
- 発行:現代短歌社
- 発売:三本木書院(gift10叢書第14篇)
購入はこちら
ご注文はメールまたはお電話でも承ります。
info@gendaitankasha.com
※ご注文いただく時点で品切の場合もありますので、ご了承ください。