戻れない旅
生田亜々子
第5回(平成29年度)現代短歌社賞
誰もが過去から現在に続く時間の流れの上に生きている。その流れを生田亜々子はしっかりと見つめる。かえって忘れた方が幸せではないかと思えることまで鋭く、深く。(略)生田亜々子の作風はリアリズムではない。だが、どの歌にもモチーフが感じられ、背後にリアルなもろもろが想像される。彼女はリアリストなのである。(伊藤一彦「栞」より)
- ノーマークだった世代を生きている目覚めの喉を白湯で湿らす
- 願うことではじめて願いになるという早足でゆく川までの道
- 毎日が戻れない旅 別々のホームから手を振り合って乗る
- 定価:2,750円(税込)
- 判型:四六判ハードカバー
- 頁数:208頁
- ISBN:978-4-86534-238-3
- 初版:2018年8月27日
- 発行:現代短歌社
- 発売:三本木書院(gift10叢書第12篇)
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