実録・現代短歌史 現代短歌を評論する会
外塚 喬
片山貞美の差し出した一通の案内状から、その会は始まった。年五回開かれた会合は歌壇ジャーナリズムに一切知らされることがなく、会の発行する「評論通信」もごく限られた者のみに送られた。批評の限りを尽くした歌人たちの肉声をとどめる貴重な記録。
当時の短歌界で華やかに活躍していた歌人に焦点が当てられているわけではない。むしろ、総合誌の巻頭を飾っていたような人の作品を、厳しい目で見ていくことが会としての目的の一つでもあった。(略)誰かが記録として纏めておかなかったら、十年に及ぶ活動が水泡に帰すことは間違いない。事務局を担当した立場上、この仕事は私がしなければという思いが、連載の途中からいっそう強くなった。(「あとがき」より)
- 定価:3,600円(税別)
- 判型:四六判ハードカバー
- 頁数:306頁
- ISBN:978-4-86534-248-2
- 初版:2019年3月16日
- 発行:現代短歌社
- 発売:三本木書院
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