方代を読む
阿木津英
方代の歌は、無名の大衆であることの謳歌である。学問が無くても、エリートにならなくても、金と名誉に縁遠くても、人間として立派に生きていけるのだという自負があり、根づいたものの思想がある。これはマス・メディアの作り出した近代的な〈大衆〉とは似て非なるものであるばかりか、むしろそれをきびしく批判するものである。それゆえに、わたしは方代の歌をこそポスト・モダンと言いたいのである。(「あとがき」より)
- 定価:2,381円(税別)
- 判型:四六判ハードカバー
- 頁数:249頁
- ISBN:978-4-906846-20-7
- 初版:2012年11月1日
- 発行:現代短歌社
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