辺戸岬
當間實光
- ヤマトに侵される琉球の、それでもやさしさを失わないたくましい心を、
- この一巻をもって読者は知るだろう。
- おおらかな自然を詠みながら、懐郷の念を裏切られた悲しみと怒りを
- ユーモアやアイロニーへと昇華させた沖縄短歌の現在地。
- 戦後八十年を問う第三歌集。
- オカガニが道渡り損ね轢かれおりオーストラリアの地図のごとしよ
- 普天間から辺野古に移してどうなるものか猫の引っ越しでもあるまいに
- そのかみの琉球王国の隣にて小琉球と呼ばれし台湾よ
- 美しい星に生きてるホモ・サピエンスどうして止めぬ共食いの戦
- 戦終えし摩文仁の野辺はたちまちに菫たんぽぽ芽吹きたりしとぞ
- 定価:2970円(税込)
- 判型:A五ハードカバー
- 頁数:192頁
- ISBN:978-4-86534-509-4
- 初版:2025年6月23日
- 発行:現代短歌社
- 発売:三本木書院
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