現代短歌社

邂逅

佐々木剛輔

邂逅

満州の悪夢を89歳の今も短歌で語り継ぐ著者。堂々の第6歌集。

満州開拓の悲劇を風化させてはならないと短歌に詠んできた。詠みきれないもどかしさを助けてくれたのが歌声であった。名古屋男声合唱団指揮者の高橋昭弘さんが『棄民』の短歌に目を留め、創作曲となったのだ。また、パリ大学国立高等研究院名誉教授のロータモンドさんがドイツ語の著書に『棄民』の短歌と挿絵を紹介された。歌集『棄民』が欧州へ渡ったのである。 (「あとがき」より)

  • 長野県の開拓団は日本最多飯田下伊那県下で最多
  • 二人分の招待券は届きたり鴨居の妻と連れ立ち行かん
  • わが歌集『棄民』は欧州へはばたきぬわれには想定外のことにて
  • 定価:2,750円(税込)
  • 判型:A5判ハードカバー
  • 頁数:208頁
  • ISBN:978-4-86534-480-6
  • 初版:2024年6月24日
  • 発行:現代短歌社
  • 発売:三本木書院

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