現代短歌社

起床の楽/こほろぎの声

山崎美智子

起床の楽/こほろぎの声

「障がい者に対するまったくフェアな眼差しと、場面や対象を
いきいきと歌に定着させるありようこそ、山崎さんの歌の最大の
特徴ではないか」染野太朗(「解説」より)
養護学校や盲学校の寄宿舎指導員として児童・生徒と寝食を
共にした著者。長年詠み溜めた歌が『起床の楽』(1973-1988)、
『こほろぎの声』(2000-2015)の2冊に結実。

  • ステンレスと革なる下肢の補装具をデートにゆくや青年みがく
  • 背をかがめ両の手のばす盲【めし】ひの児ひかり分けつつ球に寄りゆく
  • 「車椅子に乗る児がゐますが旅館では受け入れますか」遠き日となる
  • 定価:2冊セット5,500円(税込)
  • 判型:四六判(上製函入)
  • 頁数:各246ページ
  • ISBN:978-4-86534-335-9/336-6
  • 初版:2020年7月15日
  • 発行:現代短歌社
  • 発売:三本木書院

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