重吉
江田浩司
もの心がついてから今まで、重吉の詩はわたしのかたわらにいつもあった。重吉の詩になんど慰められたことか。生きてゆく勇気を与えられたことか。わたしの弱さが重吉の詩によって、弱さのままわたしを救うこともあった。わたしは感謝してもしきれない詩恩を重吉からうけている。(「あとがき」より)
- かなしみを糧にいきたる人ありてちひさな種をはるにはまくよ
- くだものさへ殺さず生きてゆきたいとあかいあしたにゆつくりあゆむ
- ほんたうの詩をつくりたしうつくしい瞳となりて沼にかがよふ
- 定価:2,640円(税込)
- 判型:四六判変型フランス装
- 頁数:148頁
- ISBN:978-4-86534-258-1
- 初版:2019年6月15日
- 発行:現代短歌社
- 発売:三本木書院(gift10叢書第16篇)
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