藍を走るべし
大島史洋
実景や状況をそのまま言葉に定着させるのではなく、それを(過剰に)自身(の理想)に引き付けてべつのものに転換してしまうありよう、それが「観念」化ということではないかと思う。そのようにとらえたとき、『藍を走るべし』はいかにも観念に充ちている。そしてそれを促すエネルギーの源に「若さ」がある。(染野太朗「解説」より)
- ひそやかにひとりの苦悶の暮れゆけば雷とどろきて夜を走るべし
- いま僕におしえてほしいいちにんの力のおよぶ国のはんいを
- かぎろいの燃えたつなかに塔はたち 登れ君らにたおされるまで
- 定価:880円(税込)
- 判型:文庫判ソフトカバー
- 頁数:138頁
- ISBN:978-4-86534-243-7
- 初版:2018年10月7日
- 発行:現代短歌社
- 発売:三本木書院
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